メンバーの声 Message

小学5年生から高校3年生までのメンバーが所属している那覇青少年舞台プログラム。

 

その時々のメンバーの活躍や成長の様子を綴ったり、子ども達が書いた記事をアップしたりなど、「メンバーの声」をお届けいたします。



<もうすぐ、卒業。>

今年度、3月の公演で卒業を迎える高校3年生の3名に、今の思いを聞いてみました。

‖8年間の想いをのせて

〔役者/のぞみ/高3〕

 

今思えば、この1年間は長いようであっという間でした。

 

私はこの那覇青少年舞台プログラムに所属して8年目になりますが、こんなにも稽古やイベント出演が少なかったのは初めてでした。最後の年なので後悔しないようにと、やる気いっぱいで張り切っていましたが、自粛要請が出てしまい『やりたいことリスト』も1つもクリアできない状況でした。

 

そんな中で出演した今年度最初で最後の首里城でのイベントは、とても思い出深かったです。衣装を着てメイクをして、久しぶりに見る舞台からの景色はキラキラと輝いていていました。自然と涙が溢れて、やっぱり舞台に立ちたい!と強く思ったのを覚えています。

 

今年度ずっとイベントを出来ていなかったからこそ味わえた感動なのだと思います。

 

私は3月の公演でこの舞台を卒業するので、1年間公演が出来なかった分も含め那覇での8年間の想いをのせて全力でぶつかって行こうと思います!

‖感動体験と僕の夢

〔バンド/つかさ/高3〕

 

僕は那覇バンドでボーカルを務めて3年目になります。高校生活と共に歩んできたこのバンドでは、様々な体験をしました。

 

1年目の初舞台ではバンドピットで歌う事に完全に虜になってしまいました。カラオケとは全く違い、生演奏の中で歌う事に強い感動を覚えました。その年には、バンドのコンテストで優勝させていただき、沖縄セルラースタジアムでの演奏もしました。大きいスタジアムで歌う事は1つの夢であり目標でした。高校生活の貴重な思い出になりました。

 

2年目の琉球伝信録の特別公演では満席の中演奏し、多くの拍手をいただきました。その時の輝いている自分を未だに動画で見て酔いしれています(笑)

 

今年の卒業公演は僕が表舞台で輝く最後の姿になると思います。この3年間の想いを観に来てくれるお客さん1人ひとりにバンドから演奏を通して伝えます!!

 

素晴らしいエンターテインメントに携われた僕の夢は、音響エンジニアです。

‖最初で最後の、最高の舞台

〔役者/せいご/高3〕

 

私は那覇青少年舞台プログラムに高校3年生になって出会いました。正直とても後悔しています、もっと早く入っていればこの最高の仲間達と一緒にもっと舞台に立てたのかと毎日のように考えます。

 

稽古では、チームワークはもちろん、コミュニケーションの大切さや、舞台の楽しさ、人のことを考えて行動する、など沢山の事を学ぶ事ができました。

 

今年度は、コロナでほとんどの公演が中止になり、すごく悔しいこともいっぱいありました。しかし、そのぶん3月の「那覇センセイション公演を絶対に大成功させてやる!」という気持ちはより大きくなりました。

 

また今回の公演は、私にとって、那覇青少年プログラムでの最初で最後の舞台にもなります。このひとつの舞台が、自分の成長を見せられる唯一の舞台となります。

 

私はこの仲間が大好きです。支えてくれている大人の方々、保護者や地域の方々、すべての人に感謝の気持ちをもって、この最高の仲間と、舞台を最高の形で終わらせたいと思っています!応援よろしくお願いします!